第1〜15章:2018.5.5

仏陀の考えにどこか通じるものがある。
色や香りなどの外部からの刺激に反応せず内側を見ること。

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第16〜25章:2018.5.8

老子の説く道とは全てをありのまま受け入れ自然でいること。何物にも偏らず見識を持たず欲張らず争わない。そのような態度でいれば気を病むこともないという。

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第26〜64章:2018.5.10

全ての物事は小さなこと些細なことから始まる。
その時点でしっかりと取り組んでおけば大きな問題になることはなく失敗することもない。小さなものを大きなものとして扱うこと。新しい方法は必要ない。今まで通りの慣れ親しんだやり方で慎重に進めること。

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最終章:2018.5.14

孔子や孫子が儒家だとするなら、老子は道教の人である。
この老子の思想は死後になってようやく認められることとなった。何も持たないことを良しとする教えは当時の権力者にとっては到底受け入れられるものではなかった。

一度何かを手にしてしまうと手放すのは難しい。そこに執着は生まれる。
手に入れた喜びは一瞬で、手に持つ苦しみは一生である。