好奇心は確かに大事だが、次から次へとただ追うばかりではもったいない。もっとゆっくりと味わう余裕を持とう。よく観察すれば一つのものからでもたくさんのことを得られるはずだから。

ものづくり体験教室というものを見つけた。伝統工芸の衰退を危惧し実際にこうして行動している方々がいる。尊敬と同時に自分の非力さを痛感した。ただ考えているだけでは何もしていないのと同じだ。

 

勇気がないのもあるが、まず具体的にどう行動すればいいのかがよく分かっていない。最初から大きなことをしようと考えているから余計そうなのかもしれない。とにかくまずは小さく始めてみよう。

16時近くに散歩がてら駅前へ。できたばかりのカフェへ寄る。人もまばらでなかなか過ごしやすかった。カフェにいると様々な人間模様を見ることができる。人それぞれ何かしら抱えているのだなあと訪れるたびハッとさせられる。

帰宅後、坂口安吾の堕落論を改めて読む。考え悩むことが仕事になったらいくらでも働けるのになと思った。吐き出せば吐き出すほど悩み苦しみはより一層増していくだろうから。

あとはやるかやらないか。それだけだ。そのための時間を割くことができるか。書き終えるまで自分を信じていられるか。渡ってしまえばどうってことはない吊り橋だ。ただ、揺れて底が見えるだけの話。