朝方スマホがけたたましく鳴る。カムチャッカ半島での地震の影響で津波がやって来るらしい。いつまでも終わらない争いに自然も業を煮やしているのだろうか。
ウェブの修正依頼をさくっと片付けてから執筆の続き。のはずがスマナサーラ長老の法話を読み始めてしまったことであえなく中止。その後ジェミーと会話。
しかし暑い。頭がぼんやりとする。扇風機は生ぬるい風を送り付けてくるばかり。自然とエアコンのリモコンに手が伸びる。夏ってこんなに暑かったっけ?
そういえばこの前名刺を整理していたらたまたまエナのものを見つけた。そのことをふいに思い出して、せっかくだしちょっと連絡してみることにした。すると数時間後に返事があった。当時と変わらないポップな文体がそこにはあった。
今何をしているかよりも、彼女が今もこうしてどこかでちゃんと生きていること。それが分かっただけでもう十分だった。返事を送ったあと、座椅子にもたれてタバコに火をつけた。やっぱり、思い出は思い出のままにしておくのが一番だ。そう思った。