自分の中から言葉が消えてゆく
あんなに必死になって守ってきたのに、
今ではもう用無しでただのお荷物
言葉だけで自由になれた、そんな日々が確かにあった
後悔は少しもない
今が一番だと思えるから
誰かと楽しい時間を過ごすたび
徐々に自分らしさを失ってゆく
昔の僕の言葉を借りるならそれはつまり
世の中に飼い慣らされるということ
でも、本当はそうじゃない
気付かぬうちに失ったものは
もともと必要じゃなかったもの
でも、断言もしない
本当のところは結局分からない
だからこそいい
やりたいことをやる
確かに言えることはただそれだけ
