どんなに愛した人だって
どんなに憎んだ人だって
あなたもわたしも誰もかも
一人残らずいなくなる
それを待つのが人生で
そこで待つのが人間さ
あなたが憎むその人にも
きっと愛すべき人がいて
あなたが愛すその人にも
きっと憎むべき人がいる
あなたが憎むその人は
あなたを愛する人かもしれない
あなたが愛すその人は
あなたを憎む人かもしれない
誰からも愛される人はなく
誰からも憎まれる人もない
持ちつ持たれつお互いさん
あなたの許しは波紋のように広がって
あの人のもとへと届くだろう
そうして巡り巡って最後には
あなたのもとへも還ってくる
あなたが許したのは一体誰?
