それから15号線沿いを歩き梅屋敷へ向かった。とても良い雰囲気だった。にぎわいもちょうどいい。カフェもいくつかある。しかし自然がなかった。希望を全て満たす場所は果たしてあるのだろうか。
やはり川崎でいいのではないかとも思い始めている。東京にも横浜にも電車一本で出られるし、少し歩けば多摩川や大きめの公園もある。こう考えてみると川崎こそ希望通りともいえる。まさに灯台下暗し。
これまで3週に渡って京急線沿いを歩いて回ってきたが本当にどれも良い街だった。そこに暮らす人々にとっては当たり前の風景も、私にはその全てが新鮮に感じられた。場所が変わっても人々の営みや暮らしは変わらないということも知った。
場所探しはもうこの辺で一旦終わりにする。置かれた場所でどう輝くかを考えたい。