午後から美容院へ。見知らぬ派手な女性店員が出迎えてくれた。行きつけのはずなのにかなり緊張してしまった。それとは関係なく、美容院に通うことが段々と億劫になってきている。

 

もともと美容室の雰囲気は好きではなかった。毎回同じ髪型しか頼まないのだから千円カットで十分なのではないか。10分ほどで終わるし会話をする必要だってない。

日々瞑想をしているものの、気の弱さは相変わらず。大きな物音や怒鳴り声を聞くと心臓がドキッとするし、緊張すると冷や汗をかいたり手が震えたりする。平静を保とうとしても無理がある。

おそらく自分をより良く見せようするところに原因があるのだと思う。もう無理に頑張るのはやめよう。自分を演じるのもやめよう。自分以上にも以下にもなれやしないのだから。


頭の中では色々な言葉を用意しているが、いざその場面になると気負いすぎて全く口から出てこない。そして後から自己嫌悪に陥る。その繰り返し。

 

だったらもう、どうせ言えやしないと割り切ってしまえばいい。その方がずっと楽だ。