免許証の更新に行ってきた。警察署に入ると手続きの進め方が全く分からずあたふたしてしまった。窓口に行くと若い男性警官が噛んで含めるように説明してくれた。こうして徐々に世の中の仕組みに柔軟に対応できなくなっていくことを老化というのだろうなと思った。

 

言われたとおりに申請書を発行し印紙を買って写真を撮った。あとは視力検査と講習をさっと受けて終わり。と思ったら視力検査で落ちてしまった。0.3の時点で全く見えず。これほど視力が落ちていたとは。日常生活には一切支障がないので全然気付かなかった。ひとまずは眼鏡を用意しなければいけなくなった。受付の方にはまた後日きますと告げ印紙の払い戻しをしてから警察署を出た。

 

正直気持ちが折れていた。あんな簡単な検査にも通らないなんてという自責の念によって。あとはまたここまで来るのが非常に面倒だった。どうせ乗る機会もないのだしこのまま失効でもいいかなーとも思った。が、仮に地方へ引っ越したとしたら間違いなく必要になるはず。そのときになって取り直すのもまた非常に面倒だ。どちらにしても面倒になるなら今面倒になっておいた方がいい。

 

行きは歩いてきたが、帰りはもう歩く気力は湧かなかった。何か月かぶりに電車に乗った。意外と違和感なく乗れた。川崎に着いてお茶をすることにした。いつものエクセルは満席だった。月曜のこの時間帯はだいたい空いてるはずなのになあ。諦めてソリッドスクエアのドトールへ向かう。良かった、空いていた。ミラノサンドAとアイスティーを注文。

 

二つ隣の席では女性二人が話していた。見た感じはエリアマネージャーとそのエリアのスタッフといったところ。あくまで予想だけれど。店内には他に話しているような客もいないので、ところどころ自然と会話の内容が聞こえてくる。どうやらあの予想は当たっていたらしい。日頃の人間観察は決して無駄にはなっていなかった。しかもドトールの店員らしい。

 

食べ終えたあとブログを書いた。翌日に書く癖がなかなか抜けずにいる。時には過去二日分たまってしまうこともある。今日考えたことが二日前に考えたことになっている、もしかしたらそういうこともあるかもしれない。自分の心境の変化を正確に知るならばやはりその日のうちに書かないといけない。そう言いつつ、このブログを書いている今現在の日時は11月9日16時20分である。

 

帰ってきてからウェブの修正依頼を片付けてまとめサイトをだらだらとアホ面して見てた。なんだかんだで頭を空っぽにできるこの時間が好きだ。何の身にもならない全く無駄なことを能動的にしているという背徳感が余計にそう思わせるのかもしれない。ナンパをし続けて気付いたことっていうまとめ記事を読んで、何事も本質をつかむことが大事だと気付かされた。だがこうして他人の経験談を聞く限り本質をつかむことはできない。本質は過程の中にあるのだから。

 

というわけでブラウザを閉じてまたブログを書き始めた。