朝からヨガ・ヴァーシシュタの続きを読む。言葉がスルスルと違和感なく頭に流れ込んでくる。ただそれだけが在るとラマナやニサルガダッタは言った。この本には「それ」が詳しく書かれている。それとは即ち無限の意識だ。
無限の意識が世界という観念を持つとそこに世界が現れる。私は今この文章を書いていると思っているが、実際に書いているのは無限の意識に他ならない。
ではこの私とは誰か。それは心あるいは自我と呼ばれるものだ。無限の意識の一部であるにも関わらず、感覚と身体を持つ独立した個人だと思い込んでいる。無知なばかりに。
解脱とはその無知の殻を破ること。その目的は超能力を得るためではなく苦しみの連鎖を断ち切ることにある。その上で普通の人のように楽しく自由に生きること。それこそが至上の人。
寝る前に瞑想。私とは誰か。心とは何か。教えを授けてくれる師とどうか巡り会えますように。