日記を読み返してみたらこの日の分がすっぽりと抜けていた。二日後の今、こうして書いているわけだが午前中に何をしていたかが全く思い出せない。まあ判で押したような日々なのだから無理もない。

 

午後ははっきりと覚えている。エクセルに行ってjbの続きを書いた。席はかなり空いていた。レジに並んでいると、店員ができあがった抹茶ラテを受け取り棚に置いた。いくら呼びかけても誰も受け取りに来ない。しばらくして喫煙席の方からのそのそと中年女性がやって来た。そそくさとそれを受け取るとまた巣へと戻っていった。

 

時間を潰すために一服していたつもりなのに、一服していたがために時間に遅れるということは往々にしてある。

 

今日書いたのは高3のライブの回想場面。OのバンドメンバーのことやAとSの恋物語など。書けば書くほどに新たな思い出が現れてくる。そして書きながら「ああ、こういうこともあったな」と感慨に耽る。悪くはない。

 

書き始めてからかれこれ半年が経つ。またすぐに投げ出すだろうと思っていたが、その予想は見事に外れてくれた。今ではすっかり日課になったようで、書かないとどうにも変な感じがするほどだ。

 

着実に終わりへと向かっているが、本音を言うと終わらせたくない。そんなジレンマを抱えながらもやっぱり明日も僕は書いてしまうのだろう。