朝から案件に取り掛かり夕方頃に終了。やりたかったことは一応実現できた。ひと仕事終えて夕暮れを眺めながら一服をする。なんて穏やかな空と心だろう。この感覚は何だかとても久々な気がする。

 

恋庭のSからはついに返事が途絶えた。あのとき引くべきではなかったのかも。いやむしろあの時点で遠回しに拒否されていた可能性だってある。考えは尽きない。

 

そもそもの原因は、こんなに趣味が合う人とはこの先もう二度と出会えないかもしれないと思ったことにある。それによって妙に慎重になりすぎてしまって、いつもの良い人パターンを突き進む羽目になった。完全なる自滅。

 

良い人と優しい人は似ているようで全く違う。過去にあれほど苦い経験をしたにも関わらず未だに履き違えてしまう僕は、やっぱり、恋愛に向いていないのだろうか。

 

とにかく今できることは、めげない、しょげない、引きずらないこと。機会はそのうちにまたきっと訪れると信じていよう。