映画「Autonomous 自律」を観た。23分を過ぎてようやくBGMが流れ始める。セリフは最後まで一言もなかった。見終わってしばらく反芻してみたがやっぱりよく分からなかった。でも退屈はしなかった。
ベッドに寝っ転がって三木清の人生論ノートの続きを読む。するとその1行目に自律という言葉がひょっこりと現れた。ぞくっとした。まるで誰かに見られているような気味悪さというか。
マトリックスレザレクションズをようやく観た。一作目から実に23年。2000年代前半ってつい最近のことのように感じるけど、実際そうでもないんだよね。
内容は正直言って微妙だった。たぶん期待が大きすぎたのかもしれない。そもそも三作目で綺麗に終わっていたのだし、何をやってもきっとこじつけにしかならなかったとは思う。
物語は全てを明らかにする前にさっと終わらせた方がいい。その余韻が物語をさらに良いものとしてくれるはずだから。