3日目。朝から雨。洗濯と掃除を終えた後真ん中の部屋で雑談。最初のうちは昨夜の気まずい雰囲気が残っていたが次第にそれも薄れていった。そのことを言葉で伝えられたのが大きかったと思う。

 

彼も一人になった時の気持ちを打ち明けてくれた。そして自分はやっぱり鬱なんだなと気付いたらしい。誰かといるときは無理をしてどうしても明るく振る舞ってしまうから、他人にそのことを気付かれることは今までなかったようだ。

 

山ちゃんは用事があるとのことで朝から不在だった。12時近くに一度帰ってきてそれからしばらく3人で話した。二人の昔話をうんうんと聞く山ちゃん。聞き疲れていないだろうかと少し心配しているとそのうちころりと寝てしまった。15時すぎ、山ちゃんが外出するのに合わせて僕らもモスへ向かった。これが今日初めての食事だった。

 

17時ごろわがらん家に戻る。山ちゃんに家まで送ってもらう。雨はもう上がっていた。そのまますぐに自転車でオークワへ。いつもの見慣れた日常も誰かが加わると全く違った風に見えるものだ。

 

張り切ってカレーを作り始めるやいなやスライサーで盛大に中指を切る。なかなか止まらず不安になり始める。たかやはいたって冷静だった。そんな彼が妙に頼もしかった。

 

結局カレー作りは彼にまかせることになった。こちらから細かく指示を出さずともきっちりとやってくれた。彼はやればできる子だ。ただやろうとしないだけで。出来立てのカレーを大根の漬物と一緒にいただく。美味い。

 

食後はまた雑談。色々なことを話したはずだが何一つ思い出せない。まあ雑談というのはそんなものだろう。そんなこんなで0時ごろにころっと就寝。