ロンドンパンクにどきどきした19歳。
グランジに傾倒した20歳。
バンドをやってた21歳。
何も無くなった22歳。
そのまま立ち直れずに23歳。

音楽なんてもう嫌い。
バンドなんてもうやらない。

何度そう思ってみても、やっぱり駄目だった。
事あるごとに音楽に頼ってきてしまった僕にはもう、それ無しの日常はありえない。

過去を振り返ってみたって何も変わらなかったでしょ?
将来を思い描いてみたって何も変わらなかったでしょ?

現在の自分がさぼっていればそりゃ何も変わるわけがない。

あの人たちがうらやましくてしょうがなかった。もちろん今だって。
僕が持っていないものを彼らはいっぱい持っていた。
劣等感から始まる付き合いは本当に辛かった。
でも、彼らに非はない。

だからもう僕は自分に対して期待するのをやめた。

努力はあくまで手段だ。
努力してそれからどうなりたいか、それがはっきりしないうちは、努力もできないし仮にできたとしても成長を実感することはできない。

僕にはそれがなかった。
ただ頑張れとか努力する前から諦めるなとか言われたって、できるわけがなかった。

書いていて自分でもいらいらしてきた。
自己肯定ばっかの糞ヒキ野郎め。
お前なんてただの不燃ゴミだ。そんなに嫌なら死んでしまえ。
お前なんかいてもいなくなっても社会には何の影響もない。
ばーか、ばーか。
こうなったのは全部自分のせいだろ。
うらやましいなら少しは近づいてみろよ。
甘ちゃんのお前には無理だろうけど。
せいぜいこれからもそうやって指をくわえて眺めてりゃいいさ。

ふー、すっきりした。
さてと明日からまた頑張ろう。