正しくは何もする気が起きない
山奥に篭もって執筆活動でもしたい気分
5円を握り締めて近くの神社に行った
凛とした空気に思わず屁をこいた
カラスが1匹飛んでいった
肩の力が抜けた気がした
説明しようのないこのどろっとした気持ちはどうやら僕だけのものではないらしい
先日、高校の友人と話した時勝手にそう思った
禁欲を始めて1ヶ月経つが、最近すこぶる調子が良い
街を歩く女の子たちを見ても何にも思わなくなった
もしかしたらあと少しで悟りの境地にたどり着けるのかもしれない
どうでもいいが、ガンジーは10代の頃やりまくってたらしい
というわけで、最後にアメリカンジョークを一つ
ある刑務所に3人の囚人がいた
彼らは終身刑でそれぞれ個室に収監されていた
ある時看守は3人に対してこう言った
「お前らに良いニュースがある」
ある一人の囚人が尋ねた
「いったい何です?」
看守は答えた
「お前らが望むものを一つだけ与えてやろう。ただし物に限るがな」
囚人たちは口々に望むものを言った
「酒を頼む。こんなに酒を飲まないとさすがにおかしくなってしまいそうだ」
「わたしはベッドをお願いします。ここのベッドはとても寝られたものじゃない」
「じゃあぼくはタバコをお願いします。食後の一服こそ至高の幸せだ」
―1ヵ月後
看守が再び様子を見に行った
酒を頼んだ囚人は、とても満足そうな顔をしていた
ベッドを頼んだ囚人も、とても満足そうな顔をしていた
タバコを頼んだ囚人は、叫んでいた
「頼む、火を貸してくれ」