煩悩から離れるとこの世やあの世という概念からも解放され、まるで蛇が脱皮をするように真新しくなれる。真の豊かさとは何も持たないこと。物によって心患うこともなく常に穏やかでいることができる。何も得ないという意味ではない。
あらゆることを理解するよう常に努め、理解したことを見せびらかしたりそれに溺れたりすることなく平静を保つこと。
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第2章:2018.4.27
守るべき戒律についての解説。ウポーサタ。在家でもその戒律を守れば悟ることができるという。誘惑だらけの俗世間の方が難易度は高いように思える。完全に欲を捨てるということは、生活費を稼ぐことさえも放棄してしまうのではないかという疑念。こうして考えること自体、まだまだ智慧が生まれていない証拠。起こっていないことをあれこれと考えずとにかく実践あるのみ。
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第3章
メモなし
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第4章:2018.5.2
貪りのことをサンスクリット語ではjappanという。
偏見やこだわりを捨てる。それらは余計な苦しみを与える。心の安穏を外に求めないこと。たとえ見つかってもそれが無くなればまた違う何かを探す羽目になる。
議論には加わらない。相手に抱いた感情はそのまま自分に返ってくる。自分をよく見せたり卑下したりする必要はない。人々の中に優劣をつけるのはそうした自分自身の態度。批判や称賛はつきもの。わざわざそれらに一喜一憂しないこと。
淫欲に屈しそうになったときは身体を糞尿と内臓に満たされたただの入れ物だと思うこと。
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最終章:2018.5.3
執着と煩悩を捨てること。
この一言に尽きる。