午後からカフェへ。さすがはGW。エクセルもドトールも満員御礼。久々にルノアールへ行くことにした。混んではいたものの無事に座れた。よく見ると一人客が多い。隣の席の人もパソコンをカタカタ言わせていた。
一応メニューを眺めるが、ここはやはりアイスココアだろう。手を挙げるとすぐに店員が近付いてくる。注文する間際になってちゃんと言えるだろうかと不安になることがよくある。喉が詰まるような感覚というか。たぶん日頃ほとんど声を出さないからだと思う。とはいえ実際は問題なく言えるのでただの考え過ぎでしかない。
10日ぶりに小説を書く。高校時代のMと廊下で初めて話した時の回想からスタジオの場面へ戻る。Oのそっけない反応、Tが到着、私がOから突っつかれているところへTが反論する。本筋とは関係ない話だったが、気付けばだいぶ長くなってしまっていた。
伊豆大島への旅行を決めたことで心ここにあらずの状態はひとまず脱せた。たった一つの行動でこれほどまでに状況が変わってくれるとは思わなかった。心は思っているよりも単純だ。
小さい頃よく行っていた駄菓子屋の自販機にミステリーゾーンというボタンがあった。70円で買える代わりに何が出てくるかは運まかせ。当時の私はいたくこれにはまっていて週に一度は必ず買っていた。コーヒーやおしるこが当たったときは「もうやるもんか」と思うのだが、翌週になればすっかりと忘れてしまう。
人は予想外のことにワクワクさせられてしまう生き物だ。だからKには今回伊豆大島に行くことは黙っておいた。果たして彼はこのミステリーゾーンを気に入ってくれるだろうか。