菅野君と浅草へ飲みに行った。たくさんの人で賑わっていた。10月とは思えないほどの陽気で何だかぼーっとしてしまった。

せめてもう少しくらい他人に対して素直になれたらと毎回思う。経験を共有できる相手が必要なのは心底分かっている。一人で生きていけるほど強くはないことも。

その場をただ楽しむだけの集まりはどうも自分には合わなかった。人それぞれ向き不向きがある。大勢で騒ぐのが好きな人は外向型で、本を読んだり考え事をしたりするのが好きな人は内向型だという。

 

私はおもいっきり内向型であるにも関わらず、外向型の行動ばかり取っていた。どおりで疲れるわけだ。身の丈にあった生活をすることの大切さをここ1年で本当に思い知らされた。

 

たとえ理想を手にしても、それが自分に合っていなければただ苦しいだけ。他人はいつだって楽しそうに見えるものだけど、今の自分の日常だってなかなか悪くない。