今朝方Yさんが亡くなったとの報せを受けた。最後に会ったのは6年前。そうか、もうそんなに経つのか。本当にあっという間だった。
誰でも必ずいつかは死ぬときが訪れる。死んだら終わりという風に考えたら確かにその存在は恐ろしい。これまで築いてきたものがすべて無為になってしまうのだから。
でも死ぬということが元いた場所に戻ることだとしたらどうだろう。つまり、私たちは修行をしにこの星へやって来ていて、それを達成した人から順に帰れるということ。
そもそもこの私とは何だろう。この身体のこと?それともこの頭脳?突き詰めていくと、どうやら魂というものがその正体なのかもしれない、ということに行き着く。
でもこれはまだ本で得た知識に過ぎない。実際に自分自身の内側を観察して確かめないことには本当とは言えない。
全ての出来事はきっと必然で何かしらの意味がある。それに対してどう反応するかはあくまで私たちの自由。悲しんだり恨んだり喜んだり、そんな風にただ感情に任せてしまうことだってできる。ただやっぱりそこから何か気付きを得られたらとは思う。
Yさんの死は本当に残念だ。残された家族のことを思うと尚更そう思う。と、同時にそれだけで終わらせてしまってはYさんに失礼だとも思う。私がこの出来事からしっかりと学ぶことこそが、Yさんに対しての一番の手向けとなるのかもしれない。
私の人生がこの先いつまで続くかは分からないけれど、いつその時が来てもいいぐらいの生き方をしたい、と今はただそんな風に思う。