過去のブログをまたまた読み返していた。やっぱり表現が自由だったなーと思う。何よりも柔らかさがあった。その言葉の後にこういう言葉を持ってくるのかと思わず感心してしまった。感性はあの頃もうすでに完成していた。という駄洒落なオチ。

 

午後からウェブを教えていたMとドトールで会った。Mとこうして会うときは少し早く来て読書をするのが通例になっている。

 

気になっていたほうじ茶ラテを頼んでみた。苦味と甘味が程よく絡み合ってこれは何ともクセになる味。ほっとする。ホットだけに。それからKindleを取り出してマハルシの続きを読み始める。

 

しばらくしてMがやってきた。Nさんとは相変わらずよろしくやっている様子。プログラミングの勉強も順調とのこと。

 

質問があるということでMから誘ってきた形だったが、それについて切り出す素振りはない。まあいつものことだ。こちらから触れないでいたらそのまま話さずに終わってしまったなんてこともある。

 

時間も限られていたので結局こちらから助け舟を出した。本人のためにはならないと分かっていながらも、あと一歩の我慢がどうにも足らない。もう少し待っていたら本人から切り出したかもしれないのに。

 

自ら話を切り出すことは、それに慣れていない人間にとってはとても難しいことだ。しかも大人になってからはそれに慣れる機会もほとんどない。結果的に黙るしかない。

 

環境によっては損な役回りばかりさせられることもあるだろう。でも残念ながら受け入れる他ない。受け入れたくないなら環境か自分を変えるしかない。

 

私はパソコンスクールで働いたことが一つの転機となった。見回りをして行き詰まっている人に自分から声を掛ける。これを繰り返しているうちに自然と克服することができた。初対面の人に自分自身のことを説明するということは今でも苦手なままだけれど。

 

不格好でも噛み噛みでも一言だけでもとにかく伝えてみる。伝わらなくても自分を責めない。数打てばそのうち当たる。そんな心意気で。