プロテインを飲み始めてから朝だちが過剰気味だ。目覚めると大抵そいつはお腹に張り付いたようにピンと反り立っている。仕方ないので起き抜けとともに抜く。あくまで事務的に淡々と。
運営サイトのプログラムを少しいじる。数時間奮闘したのち、無理だと判断。すっぱり諦めて一服。ふと思い立って焚き火チャットを削除した。
気分転換に始めたつもりだったけど、他人のつぶやきを見る度に暗くなるばかりだった。メッセージのやりとりも何だか気を遣うしそれに時間も無くなるしで自分には余計なものだったと気付いた。
それでも最初のうちは楽しかった。同じような悩みを抱えている人がいることを知れて安心もした。そして、絆創膏をただ貼り続けていても傷は治らないと知った。
午後からドトールへ。その前にラゾーナで手土産を買い事前確認を担当していただいた税理士事務所を訪ねた。ずっと報告に伺おうと思っていたがすっかりと遅くなってしまった。約2ヶ月ぶりだったがなんとばっちり名前を覚えてくださっていた。手土産を渡し手短に挨拶をしてその場を後にした。とても晴れやかな気分になった。訪ねて良かった。
アイスティーを頼んでからjbの続きを書く。高三のライブの回想、Oのバンドのドラムが脱退してヘルプを頼まれる場面。ジャンルは好きじゃなかったけどスタジオでの練習は存外楽しかった。AやOとのバンドは随分と幼稚だったなあと感じてしまった。
18時ごろ帰宅。大正オトメ御伽話を見てボロボロと泣く。大切な人ができると人は勇敢になるけど臆病にもなる。その原因は失うかもしれないという恐怖にある。とはいえ孤独でいるよりずっといい。
周りに対する不満がようやく収まったころ、僕のそばにはもう誰もいなくなっていた。どうして受け入れることができなかったんだろう。今さら反省したってもう遅い。去った人々は戻ってきてくれない。
僕を孤独にさせたのは僕自身だ。
今はただ、その事実を受け入れるしかない。