寝ぼけ眼でまとめサイトを眺めていたらゴダールとアインシュタインの対談や梵我一如などの言葉がふいに飛び込んできた。たった一つの真実について話すときでさえ、人々が同調することはない。

 

不動産屋から早速返事があった。文章から人柄の良さが滲み出ていた。どうやら上手く伝わってくれたようだとほっとした。内見希望の物件もまだ空いているらしい。今後の二宮ライフに期待せずにいられない。

 

二宮周辺の地図や物件などをまた調べた。団地の新着物件を見つけた。駅からは少し離れているが条件は全て当てはまる。ここに住めたらいいなあ。

 

映画ザ・プロジェクトを観た。ワームホールを完成させた研究者の顛末を描いた話。メメントのようなハラハラ感。このだんだん壊れてゆく感じたまらない。オチがふんわりとしていて分かりづらかったけど良作だった。

 

ちょっとしまぐらし疲れ。今日はひとまず返事をしたけど明日からはまたしばらく放置する。他人の投稿を見ていると知らず知らずのうちにネガティブな感情がたまってしまうものらしい。そのときは受け流せたように思えても影響までは避けられない。

 

一番下のいとこに彼女ができたらしい。出会いはゲーセンでこっちに住んでいる子だと言う。面白い巡り合わせだと思った。というよりも親にそんなざっくばらんと話したことに感心した。僕だったら絶対お茶を濁すと思う。

 

まあ何はともあれ、めでたいことだ。末長くお幸せに。君が最後の希望だ。君以外のいとこは皆きっと生涯独身のはずだから。

 

風呂上がり、間接照明に照らされた部屋でぼんやりと天井を見つめながらシガーロスを聴いていた。全身の力が抜けてゆくのを感じた。海に浮かんでいるようだった。

 

眠らせてある短編小説のネタたちのことを想った。さあ書くぞと気張るのではなく、ふとしたときにさり気なく書くのがちょうどいいのかもしれない。例えば今ぐらいリラックスしている時におもむろにパソコンを開いて書き始めちゃうような感じで。

 

しまともの一人が今日は母の命日だと言った。それを聞いた途端、彼女の存在がとても大きく見えた。彼女の行く末がどうか幸多きものでありますようにとそっと願った。逆に言えば僕にはそれぐらいのことしかできない。彼女とは何でもないのだから。

 

ちょうど良かったはずのその距離感が今はとてももどかしい。