またいつもと同じような一日がやって来た。昨日取り損ねてしまった未来を憂う。全てが変わるはずだった。ここから抜け出せるはずだった。でも現実は変わらずそこにあった。

 

昨日のことは確かに残念だった。でもこのままずっと悲しみに打ちひしがれていたいとも思わない。そんなことをしたって誰も助けてはくれないし、ますます絶望の淵へと堕ちてゆくばかりだ。だから新たなチャンスの訪れだと思うことにした。

 

今こそ旅に出るときだ。最低限の荷物だけ持って気の向くままふらふらと。自分を探すためではなく新たな人や場所と出会うために。そして新たな視点に気付くために。不思議と恐怖はなくごくごく自然にそう思えた。

 

もしかしたら恐怖は遅れてやってくるかもしれない。そんなときは一度死んだと思えばいい。そうすればもう何も恐れることはない。だってこの世で最も恐ろしいものを経験しているんだから。

 

限界は妄想の中だけにある。妄想を止めること。あれこれ考え過ぎないこと。

 

●今日のこと

午後からサンマルクへ。1日ぶりにjbの続き。Yとバイト終わりに告白される場面。不意に口付けをして解散するところまで。