ネットにはたくさんの情報があるけどその大半は個人の意見でしかない。正誤抜きに皆ただ好き勝手に話しているだけ。色付けをしているのはあくまで読み手側。
他人の意見にはどこか中毒性がある。これにやられるとまるで抜け殻のように無思考状態になってしまう。ニュース記事の内容よりもコメント欄の方が気になるなら要注意。さも自分が考えたかのように他人の意見を言うようになったら末期。
自分はどう感じたかという一番大事な部分が抜け落ちてしまうと途端に情報はその意義を無くしてジャンクフードと成り下がる。悶々とした気持ちもそこから生じる。要するに消化不良。
以前は他人の意見なんて全く見なかったし聞きもしなかった。そもそもネットをそれほどやってなかったし、あくまでムフフな動画を見るための道具でしかなかった。
で、何をしていたかと言うとゲームと読書と日記だ。随分と閉じられた世界だったけど別に不満はなかった。それに今よりずっと気持ちが穏やかだったようにも思う。
情報を探すのは答えを知らないからだ。つまり外からしかそれは得られないと考えている。でも本当にそうだろうか?自分の内側には絶対に無いのだろうか?
現代人はとかく忙しい。じっくり考えている暇があるなら一つでも多くの答えを手にしたい。その考えが悪いことだとは思わない。時間を有効的に使っているとも言えるわけだし。ただ、時には一つのことをじっくりと考えてみるのも悪くないとも思う。
●今日のこと
・運営サイトのドメイン変更
・ニュース流し読み。横尾忠則のコラムを見てはっとする
・母に16性格診断をやらせる。ESFP-Tだった