ネットにはたくさんの情報があるけどその大半は個人の意見でしかない。正誤抜きに皆ただ好き勝手に話しているだけ。色付けをしているのはあくまで読み手側。

 

他人の意見にはどこか中毒性がある。これにやられるとまるで抜け殻のように無思考状態になってしまう。ニュース記事の内容よりもコメント欄の方が気になるなら要注意。さも自分が考えたかのように他人の意見を言うようになったら末期。

 

自分はどう感じたかという一番大事な部分が抜け落ちてしまうと途端に情報はその意義を無くしてジャンクフードと成り下がる。悶々とした気持ちもそこから生じる。要するに消化不良。

 

以前は他人の意見なんて全く見なかったし聞きもしなかった。そもそもネットをそれほどやってなかったし、あくまでムフフな動画を見るための道具でしかなかった。

 

で、何をしていたかと言うとゲームと読書と日記だ。随分と閉じられた世界だったけど別に不満はなかった。それに今よりずっと気持ちが穏やかだったようにも思う。

 

答えを知るために情報を探す場合も多い。つまりその時点では答えを持っておらず、それは外からしか得られないと考えている。でも本当にそうなんだろうか?自分の内側には絶対に無いのだろうか?

 

現代人は忙しい。じっくり考えている暇があれば一つでも多くの答えを得たい。その考えが悪いことだとは思わない。時間を有効的に使っているとも言えるわけだし。ただ、一つのことをじっくりと考える余裕は持っておきたいなと思う。

 

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