無駄を嫌うようになったのはいつからだろう。言葉を飾らなくなったのはいつからだろう。心の奥底で燻っているこの感情は何だろう。

 

枯れてしまったんだと思った。そうして空を眺めていたらどこからともなく鳥の鳴く声がした。その瞬間、不思議と心が軽くなった。熟しただけなのかもしれないと思った。

 

知識が増えるほど感性は鈍くなると知った。これもまた一つの知識だ。何も知らなくたって語ることはできる。どこかで自信を見失った僕はそのことをすっかり忘れて、感性までも失ったと錯覚してしまっていた。

 

感性は変わらずずっとここにあった。失われても枯れてもいなかった。もう取り戻そうとやっきになる必要はない。手を伸ばしてその熟した果実をもぎ取ればいいだけだ。自信を持って。

 

●今日のこと

運営サイトの微調整。そこから少し脱線してグーグル祭り。小説を書こうとするも集中できず。午後お気に入りのヒルソング集を聴きながらようやく執筆開始。時間はどこへ消えた?

 

●小説

jb推敲の続き。冒頭を書き直した。Oとの馴れ初めを書こうとしたら手詰まり。どう書こうかと考え始めた時点でもう駄目だ。