夕方ごろの散歩はとても良い。何が良いって街全体がどことなく気怠げだから。

 

今日も無事に一日が終わった。歩く人々の表情にはそういう安堵感が表れている。買い物に向かう人も家路に着く人も皆例外ではない。

 

その様子を見て僕もまた同じような顔をしているのだろうと察する。急ぐことも慌てることもない。ただ今この時を存分に味わい尽くせばいい。張り詰めた気持ちはこうして一気に解きほぐされてゆく。

 

心はいつもここにあらずで先回りばかりしている。心が最も恐れているのは未知なるものだ。だからできる限り事前に予想する。あらゆる可能性を想定する。でも大抵は当たらない。

 

確実なのは今だけ。心にそれを教えるのは君の役目だ。そうして心を今に向けさせたなら、もう何も思い煩うことはない。

 

●今日のこと

案件Nの続き。ウェブは本当に沼。夕方散歩へ。どこからか香ばしい匂いが漂う。夕食の準備だろうか。にぎやかな食卓を想像したら心が満たされた。

 

●抜歯5日目

朝方またも激痛に見舞われる。たぶん下側。辛い。朝は卵粥と味噌汁。昼はエビグラタンとトースト1枚。夜は温うどん。夕食後再び激痛。ロキソニンで事なきを得る。いやはや困った困った。