大志を抱いた移住者なんてごく僅か。ほとんどの人はただなんとなく移住したいと思っている。移住担当者はキラキラとした理想の暮らしを魅せることに躍起になっているがおそらく逆効果だ。
移住後に夢を実現させた人々が登壇し自分語りをする。果たしてそれを見てよし自分もと思える人はどれくらいいるだろう。少なくとも僕はだめだった。逆にこのぐらい強い意志が無いと移住ってしちゃだめなんだなと思うだけだった。
ふるいにかけているという意味合いもあるのかもしれない。でもそんな余裕などあるだろうか。選り好みしている間にも着実に人口は減っているというのに。
夢も野望も技術も何にもない。とりあえず都会はもう飽きたから移住してゆるーく暮らしたい。そういう平均的な人々だけに狙いを定めた移住招致があってもいいのになと思う。
●今日のこと
朝方N氏より久々にメールが来ていた。コーヒーのお誘い。思えば夏にも一度連絡があったがそのまま放ったらかしていた。試しに今日の午後はと提案すると快諾。
元々は明日Mとお茶をする予定だったがどうせなら一度にまとめてしまおうと思った。早速Mに都合を聞いてみると幸い空いていた。
午後1時いつものドトールでN氏と4ヶ月ぶりの再会。相変わらずお気楽な感じで順調そうだった。この世代特有の悲壮感というものが彼には全くない。ここ最近の仕事の話やMのことなどを話し14時50分ごろ店先で別れた。
アイスティーとミラノサンドAを改めて注文し席に座る。5分後にMがやって来た。また小一時間ほど雑談を交わしてから本題へ。依頼していたアニメーションは思っていたよりも数倍良い出来だった。細かなところを教えて宿題にした。
夜T氏から新たな依頼の打診。2件のうち1件は丁重にお断りした。あれはおそらく触れない方がいい。もう一件はMに依頼してみよう。