虫たちを見ていると自分の抱えている荷物の多さにふと気付く。彼らは何も持たない。服さえも着ない。商品の原材料名欄を見て添加物の多さに辟易したり、Amazonで延々と商品を探し回ったりすることもない。与えられた役割をただ淡々とこなしている。
ありのまま、あるがままに生きることの難しさを日々痛感させられている。なるべく持たないように心掛けてきたつもりだったけど気付けばたくさんのモノに囲まれていた。何かを買えばそれに付随してまた違う何かが必要になる。そんな無限ループにはまってすっかりAmazon中毒になってしまっている。
常なるものはないとすればこの無限ループもいつかは終わってくれるだろうか。いや、たぶんその前に寿命がやって来てしまうだろう。それさえも自然と受け入れられるようになれるといい。虫たちのように。
虫に学ぶことは多い。
だからやっぱり、虫は無視できない。