ここ最近あったこと。
Aが遊びに来た。畑の手伝いを始めた。交流イベントに申し込んだ。白浜に行った。ファスティングをした。ぜんざい、甘酒、ひじきの煮物、切り干し大根の煮物、グラノーラ、大根のはりはり漬を作った。実家にステーキとみかんを送った。ライターからマッチに変えた。髪を切った。
ここに来たのは時間そのものを楽しむためだった。それがどうしたことか時間を埋めるパテ職人と成り果てていた。
じゃあ何もしないで時計だけをただぼんやりと見つめて過ごしたいかと言うとそうではない。そんなのは苦行でしかない。何かしらはしていたいけど、時間を埋めるという思考からは離れていたい。その時やっていることだけに意識を向ける。でも集中してもいけない。余計な力や思考は捨てただそれと共にいる。
時間を楽しむにはそれを一旦忘れること。でないと大きな鉛を背負うことになってしまう。虫のように生きられたら幸福だ。彼らは何も持たないし時間にも支配されていない。やるべきことだけをただ黙々とやっている。
一人でいることの恐怖は時間がちゃんと埋めてくれる。だから、心配しなくて大丈夫。