せいじさんとこころ食堂へ。まみさんとばったり遭遇。初のあまごはとてもさっぱりとしていて美味だった。ボリュームも満点でその後しばらく満腹感が続いた。
その後ガーデンブレッドへ。クロワッサンをいくつか購入。それから紀宝町の道の駅でウミガメを見た。確かにかわいかったけど、こんな狭い水槽に閉じ込められたまま一生を終えるのかと思うと少し複雑な気持ちになった。
といっても、人間だってこれと同じようものだ。僕らはみなこの窮屈な人生という檻に閉じ込められている。その中でもがいて苦しんで束の間の喜びや楽しみに酔いしれて、そうして手段にばかり気を取られて、目的を達することなくあっけなく死んでしまう。
もっと人生と真摯に向き合わないといけない。そして人間として生まれてこれたことを心から喜ぶべきだ。次はもうないのかもしれないのだから。
心の中で悪いことを思うだけでも立派な罪になるとブッダは言う。だとしたら僕はこれまでに一体どれぐらいの罪を犯してきたことになるんだろう。残された人生で少しでも償っていけたらと今は思う。
たとえ誰にもバレなくてもブッダは常に見ている。良いことも悪いことも全てお見通し。そうなるともう邪な考えを持つ気には一切なれない。人としての一生が終わったあともなお心の旅は続く。その道中が楽しいものとなるよう、今の僕にやれる限りのことをしよう。
水槽の中でもがく亀たちを見ていてそんなことを思った。