どこまで歩いてみても
景色はあまり変わらなかった
一人ぼっちの世界には敵も味方もない
分かりきった明日にいったい何を願う
労働の義務は思ったより足手まとい
歴史がどうだとか宇宙がどうだとか
考えたってお金は得られない
大志を抱いた少年のその後をぼくは知る由もない
たいした功績も残せずやがて土の中に眠る
ただそれだけのこと
模索すること自体がもはや無意味
流れに逆らって泳ぐのは疲れるだけ
22世紀には僕はもうこの世にいない
想像するよりはるかにあっけない
余計な期待をしなければ失望もしない
あるがままに生きること
人生に意味などないのだから
