そこにはリンゴの絵が描かれている。
試験官はこう告げる。
5分間リンゴの絵を見ずにこの紙だけを見ること。
言われたとおり紙だけをじっと見ようとする。しかしどうしてもリンゴの絵がちらちらと目に入ってきてしまう。見ないようにと思えば思うほど余計に。
だんだんと雑念も浮かび始めてくる。
どのように見たらいいのだろう?
一点だけをみればいいのか?
視点を移すべきか?
何分くらい経っただろう?
そして、次第に紙を見るという行為からも離れていく。
最も大切なことは、選ぶことではなく捨てること。
●今日のこと
12時半からKさんのレッスン。17時ごろ帰宅。帰路の途中パソコン教室で働いていたときのことを思い出した。夕焼けはいつ見ても優しい。自分が今求めていることが何か分かったような気がした。