なんで気が重くなったのか考えてみた。きっかけはたぶんこの前の日曜日。いつものように母のパート先での話を延々聞かされていたときだ。
なんとなくふと、これからもずっとこんなどうでもいい話を聞かされ続けるのは憂鬱だなと思った。その瞬間、全てがなんだか色あせてしまった(ように見えた)
親というのはどこかで止まってしまうものなのかもしれない。私はもっと先に行きたいし、目の前にいる人自身の話が聞きたい。この溝が埋まることはきっとないだろう。改めて実家を出ようと思った。
そして松山市の物件を色々と見てみた。やっぱり安い。これだけ安かったらほぼ働かなくても十分生きていける。
誰も自分のことを知らない地で一人静かに暮らす。そんな暮らしが理想的だと思っていた。でも現実味を帯びてくるとあら不思議、今度はだんだん寂しい気がしてきた。
一人は確かに好きだけど、それって誰かといるのが前提だった。常に一人ってなるといくら一人っ子の自分でもちょっと耐えられない気がする。
ひとまず週2日ぐらいバイトでもして気を紛らわそうか。人恋しいからという応募理由で雇ってくれるところがあればだけど。
行くも地獄、行かぬも地獄。まさにそんな感じ。決意をして状況を打開できると思ったのに、意外とそうでもなかったときの失望感は割とダメージがでかい。