誰だって自分が一番かわいいもの。身近な人の不幸に対して同情はするかもしれないが、それよりも今日着ていく服の方がよっぽどその人にとっては重要な問題である。

同情してもらいたいあまり病気になる人もいる。しかし残念なことに、期待したような反応は得られず余計に病む羽目になる。他人に期待し過ぎてはいけない。どれほど仲が良くても赤の他人であることに変わりない。

だからといって、自分も他人に同じことをしていいということにはならない。その行動は結局自分に返って来る。誰にも助けてもらえないと嘆くより、まずは自分が手を差し伸べる側になれるように。

午後から関山さんのレッスンへ。あとは文章を入れれば完成なのだがそこで二の足を踏んでいる。

 

Kさんから連絡があり土曜にレッスンをすることになった。中野に次の土曜の件で断りを入れた。いつの間にか父親になっていたマルコさんに久々に連絡を取ってみた。あすみから久しぶりに飲み会の誘いがあった。

 

こうして日々誰かしらとつながっていることはよくよく考えてみればありがたいことだと思った。

またもや弱気の虫が出始めている。新しい場所へ行ったり新しい人と接することへの恐怖。つくづく生き方が下手だなあと思う。

ようやく絵を描いてみた。技術的なことは全く分からないがなんだかとても面白い。気持ちがすっと軽くなるような。一本一本無心で書き足していけばいずれそれが絵になる。その工程がたまらなく愉快。

 

何かを描こうと意識すると途端につまらなくなる。

描こうとしないこと。それがきっと肝なのだろう。