14時すぎに家を出て平和島駅へ向かった。周辺をくまなく歩いてみたがあまりピンと来なかった。商店街があって人通りも多く活気は感じられたが何かが足りなかった。

 

そこから15号線沿いに歩き大森海岸駅へ。約15分ほどで着いた。途中で大きな公園があった。芝生になっていてなかなか良い雰囲気だった。大森海岸駅周辺には商店街がなく住むには不便だと感じた。

 

さらに15号線沿いを歩き立会川駅へ。駅前には川が流れており、商店街もあり落ち着いた印象だった。少し歩くと木々に囲まれた大きな公園があった。さらに歩くと海岸通りという大きな車道にぶつかった。その道沿いにも川が流れており、途中には佐川急便の倉庫と鮫洲橋があった。

この付近の住所は大田区南大井というらしい。何だかとてもしっくりときた。高い建物があまりなく圧迫感がない。適度に自然がある。交通の便もいい。

 

さらに鮫洲駅まで歩きそこから電車に乗って帰った。最寄駅へ着いてからサンマルクでチョコクロを食べた。至福の味だった。ふと中野に連絡をしてみた。

 

昔はここまで連絡不精ではなかったことを思い出した。むしろよく連絡する方だった。小学生の頃は休日になると誰彼構わず電話をかけて遊びに誘っていた。夏休みはほとんど毎日誰かと遊んで過ごしていた。

 

高校からはバイトを始めたこともあって遊びに誘うということはすっかりしなくなった。20代になってからは一人で過ごす方が好きになった。

 

遊びに誘うということは相手の時間を奪ってしまうことでもある。今はその考えの方が大きい。だからこそ安易に誘うことがどうしても憚られる。

 

しかし相手が実際どう感じているかなど分かるわけがない。もし気乗りしなければ断る。ただそれだけのことだ。会いたいときに会いたいと伝えられる素直さを取り戻せるように。

 

他人に弱みを見せられないのは、それによって意図しない自分の人物像がその人の中にできてしまうのが恐いから。しかしこれではずっと他人の前では強がっていないといけなくなる。

 

弱さを見せられる強さを持つこと。それが今後の課題なのかもしれない。