退屈は圧倒的だ。退屈がやってきてもとにかく抵抗してはいけない。ただ黙ってやり過ごすこと。しかし、退屈は敵ではない。何より心強い相棒である。

私たちは日々仕事や予定などに追われては、時間がないと嘆く。そして、休日になると今度は何もすることがないとまた嘆く。

 

結局、何かに追われていないと落ち着いていられない。その根底には退屈への恐れがある。そこで娯楽を求める。しかし、退屈は常に隣にいる。それでいい。何も恐れることはない。

人生は壮大な暇つぶし。面白くし過ぎても駄目で、少し退屈を感じるくらいが丁度いいんだ。