口コミサイトのリニューアルがようやく終わった。あっという間の3ヶ月だった。早く終わらせたい一心で作業に没頭していたはずなのに、それがいざ叶ってみると今度は何だか物惜しい。
達成感より喪失感の方が大きいのはきっと、目的を履き違えていたからなのだと思う。でもそれは今回に限った話じゃない。これまでもずっと何かにつけて早く終わらせることを目的としてきた。
やるべきことが溜まっているならそれでも全く問題はない。でもそうじゃないとしたら、残された膨大な空白を前にしてただ途方に暮れるばかりだ。
人は絶えず何かをしていないと落ち着いていられないものだ。言葉どおり全く何もしないというのはただの苦しみでしかない。その苦しみから救ってくれるのは他でもないこの代わり映えのしない日々。
だから誰も疑問に思わず文句も言わずただひたすらそれを繰り返している。即ち起きて食べて働いて遊んで寝る。こうして、人生の大半は何でもないものたちで埋められてゆく。
人はまた絶えず何か変化を求める。全く何も変わらないというのはただの苦しみでしかない。その苦しみから救ってくれるのはニュースやSNS、身近な人の噂話、買い物、旅行、転職、昇進、引っ越し、恋愛、結婚、育児、不倫、趣味や習い事といった多少代わり映えのするイベントたち。こうして、残りの人生も決して重要ではないもので埋められてゆく。
続きは後で書こうと思いここで一旦保存しておいた。そしていざ続きを書こうとしたら完全にど忘れしてしまった。
結局私は何が言いたかったのだろう。書きたいことは思いついた時点で書き切らないとだめだね。やっぱり。
ひとまずこれでやるべきことは全部無くなった。次は何をしよう。