たとえ大病を患ってもそうやすやすと人生観が変わるわけではないのだと、親父を見て思った。物欲は急には無くならない。所有物に対する執着も消えることはない。
物や金や他人によってもたらされる満足感こそが幸せだと思い込んでいると、人生の大半を不幸せなまま過ごすことになってしまう。
久々にアドラーの本を読み返してみた。物事は自ら選択できる、原因ではなく目的を探す、極端な主観は避ける、欠点を認めそれを活かす。痛いところを突かれて何とも心地悪い。
一人ひとりがかけがえのない存在だ。皆それぞれ別の考え方や感覚を持っている。そのどれもが正解である。だからこそ、自分がこれだと思った道を心から信じて突き進むことが何よりも大切だ。