週末のカフェにはこれまで散々苦い思いを味わわされてきた。一軒目で座れることはまずない。座れたとしてもどこか落ち着かない席で結局すぐ出る羽目になる。それから何軒も彷徨い歩きしばらくして諦めて帰るという流れ。

 

そういうこともあって、ここ最近の週末はずっと家でおとなしく過ごすようにしていた。でも今日はなんとなく大丈夫な気がしたので行ってみることにした。まずは近場のドトールへ。予想は見事に外れた。やはり週末のカフェは魔境だった。乗りかかった泥舟なのでとことん沈み尽くすことにした。ここから一番近いカフェはドトールか。よしそこへ向かおう。

 

いつものように茶色のマウンテンパーカーで出てきてしまったがこれじゃさすがにもう寒い。ブルブルしながら2軒目のドトールに着く。やっぱり空いてない。と思ったら入り口から死角になっていたカウンターの隅の席が空いていた。

 

ミラノサンドAを頬張ってからjbの続きを書く。回想場面。工場での作業。ふと文体に統一性が無いことに気付く。でも直してしまったらそれはそれで不自然になるだろう。忘れよう。このままいこう。この服装だと完全に陽が落ちたら辛いだろうなと思い、少し早めに店を出た。

 

帰ってきてハーゲンダッツのサンドを食べてから一服した。窓を開けると冷気が一気に入り込んでくる。冬の煙草は美味いけど、寒さに耐えながら吸うのは辛い。今度からはカフェで済ませてきた方がいいかもしれない。