朝からjbの書く。回想場面の加筆。バンドからAが抜けてSが新たに加わるところ。描写に凝り出すときりがない。稚拙でもいいからすっきりと簡潔に。

通して読むとやはり文体のムラが目に付く。これも持ち味だと思ってそのままにしておく。手を加えるほど悪くなる。きっとこれはそういう作品。

全く大したことないなと囁きかけてくる声がある。どうやらもう一人の私は続けて欲しくないらしい。これまで何度そうやって諦めさせられてきただろう。でも今回だけは譲れない。

言われなくても分かっている。きっと大したものにはならない。誰かを感動させることも興奮させることもなければ、共感を得られることもないだろう。それでも書き上げる必要がある。

何もできなかったあの頃の自分が少しでも報われるように。何もできなかったわけじゃないと今の自分が胸を張って言えるように。