Slowlyというアプリを始めた。ゆるやかに文通ができるらしい。お互いの距離によって届く時間も変わるのだという。
そこで早速手紙を出してみることにした。が、何も思い浮かばない。日々ここにこうして書いているようなことを書いてもただ引かれるだけだろうし。といってそれをごっそり間引いてしまったら私には何も残らない。
内省的になるあまり、他人と会話するための文章というものをすっかり忘れてしまったように思う。誰かと話そうとするならば、私の中にある重々しい話題は一掃されなければいけない。で、結局はそうするぐらいならと会話の方を諦めることになる。
会話はもっと単純なものだ。難しく考えるようなことではない。きっかけだってほんの些細なものでいい。必要以上に意味を求めるから困難になってしまう。
実際、誰かとつながりたい気持ちは少なからずある。とはいえ誰でもいいわけでもない。私が求めているのは、私に無いものを持っている人。つまり、明るくて優しくて暖かくて頼りがいのある人。うん、やっぱり諦めよう。
●今日のこと
髪を切ってからサンマルクへ。jbの続き。スタジオの帰り道からTの事件につながる場面。
歳を重ねるごとに出来事はそうそう起きなくなるものだ。それに飽きた人々が結婚や子育てに走り、それにも飽きたら不倫に走るのだろう。
人間は基本的に飽き性なのだからしょうがない。やはりこうして一人黙々と物語を育て続けている方が性に合っていると思った。