昨日、まずは引っ越し先を決めると書いた。その後、もし引っ越してしまったら気軽に旅ができなくなるのではと考え始めた。これまで全く旅に出ようとしなかった奴がよく言うもんだと呆れた。

 

旅をするように暮らせば万事解決だが、やはり腰を落ち着けてゆったりと静かに暮らしたい。それに引っ越した後だって旅はできるだろう。要するに無い物ねだりだ。

 

一つを選べば自然とそれ以外は捨てることになる。たくさんの可能性をみすみす諦めたような気がして惜しくなる。そして選ばないことを選ぶ。

 

全ての可能性が手元に残ったものの、心はちっとも満たされない。この過程を飽きるほど繰り返してきた。次こそはと思うが毎回結果は同じだった。

 

今回もまた同じ結果になろうとしていた。捨てる勇気が持てないばかりに。とにかく誰かに背中を押して欲しいと思った。

 

気付けばネットで「背中を押してくれる言葉」と検索していた。偉人たちの名言集がわんさか出てきた。貪るように読んでからはたと気が付いた。

 

どれほど背中を押してもらっても、それによって一歩を踏み出せるわけではない。自分にその意志がない限り、永久に何も変わらない。

 

可能性の重みに耐えるのがやっとで足を踏み出すことさえできずにいる哀れな私へ一言。捨てよう。

 

仮にマンション暮らしでも自給自足の生活は実現できるのだろうか。畑を別に借りる必要が出てくるし、農具の保管場所も確保しないといけない。

 

それなら畑付きの一軒家を借りてしまった方が楽な気がする。もれなく虫や動物も付いてくるだろうけれど。あとは街おこし協力隊ってどうなんだろう。あーまたごちゃごちゃしてきた。やめだやめだ。