過去と向き合い続けるためには今をどうにかする必要がある。このままずるずるとここにいたらたぶん僕はだめになる。生活をしよう。たとえそれによって身動きが取れなくなったとしても、ここに居続けるよりかはずっといい。
この状況では旅行に行くのも難しい。だったら選択肢を残しておく必要はない。流れるように生きれたらと何度思ったか分からない。その度に足踏みして現状に甘んじて余計に自己嫌悪に苛まれる羽目になった。
自分にできることの範囲を僕はまだ測りかねている。たぶんこれぐらいはできるだろうと思っていたが実はそうでもないらしい、ということには薄々気付いている。でも未だに受け入れられないでいる。こんなものじゃない、もっと高く飛べるはずだとやっぱり思ってしまうんだ。
空に手を伸ばしてみても雲はつかめなかった。でももう絶望はなかった。とにかく僕につかめるものをつかもうと思った。それがもしおっぱいだったならそれ以上の幸福はない。ただその場合、つかむだけではなくしっかりと揉みしだきたい。隙あらば吸い付きたい。しまいにはおっぱいで胸いっぱいなどとも言ってみたい。
そのためにもまず今をどうにかしよう。まるで1年後に死んでしまうように生きよう。とにかくあの物語を終わらせることを一番に考えよう。それから眠り続けたままの小説のネタたちを叩き起こしてあげよう。そのために今必要なことは一人きりの時間だ。後はもう分かるだろ?
●今日のこと
・引き続き物件情報を見る。鴨宮に素敵な物件発見。家賃はちと高め。うーん。