伝えたい。分かってほしい。ふとそう強く感じる時がある。まあだいたいメッセージ性の強い映画や小説がきっかけなんだけども。
何かを伝えるのに必ずしも物語は必要なくて、一言だけでも十分だったりする。こうして人々は青い鳥になってつぶやくというからくり。
これまでの人生を振り返ってみると、やり場のないもやっとした気持ちが自然に解消されたことは一度だってなかった。結局それらは不発弾となって今でも心の奥底で眠ったままだ。
かといって誰かに伝える努力もしてこなかった。きっと分かってくれないだろうと最初から諦めてしまってたから。こうやって書くことで自己完結するしかないとも思ってた。
自分の悩みをあっけらかんと話せる人を見ると本当にうらやましいと思う。話す前にちょっとでも考えちゃうともうだめ。絶対に話せない。それは相手を思いやっているようで実際はただ期待していないだけなのかもな。
それでもやっぱり、友達にまともなアドバイスを期待するのは酷な話だと思う。彼らだって同じように日々悩みながら生きているわけだし、立場的には自分とちっとも変わらないんだから。
こんなことがあったけどこうなったよ、っていう事後報告が一番良い形なんじゃないかなと思う。そうすれば余計な失望もせずに済む。
とにかく何が言いたいかというと、コツコツやること。ほんとにもうこれに尽きる。
