他人を精神的に追い詰めることに快感を覚えると彼が言い、ちょっかいをかけることが好きだと僕が言う。形は違えども根底にあるものは全く同じ。つまりこっちを見て欲しいということ。

 

その願望が長いこと満たされなければ、次第に破滅願望へと変わりやがては一切を軽視するようになる。堕ちるのはたやすい。

 

仮にその願望が満たされなかったとしても、こうして打ち明けられる人が一人でもいればまだ救いがあるというもの。誰かにとって自分もまたそんな存在でありたいと願う。