でも自分から話をするタイプでもないので自然と聞き役になっていることが多かった
そんな自分にいつも腹が立っていた
なんて不誠実なんだろうと
他人との距離を埋めるには自分を押し騙すしかないと思ってた
物事を客観的に見てばかりで自分の考えを全く大事にしてこなかった
くだらないのも、つまらないのも、どうしようもないのも、退屈なのも、卑屈なのも、子供なのも、全部僕の方だ
それに一人が好きっていうふりをして気丈に振る舞っているのも僕の方
自分が何も持っていないことに気付いて、正直どうしたらいいか分からなくなってる
けど悩むことはやめたくないし、幸せにもなりたくない
今の心境でしか書けないことがきっとあるはずだから
これを書き終わったら、旅に出るとしよう
しばしのお別れを