読書は自分を知るのにとても良い機会。そのためには著者の主張をそのまま鵜呑みにするのではなく、自らの考えとよく突き合わせてみることが大切。

究極の死とは何だろう。それは誰にも気付かれなくなることだと思う。そのとき初めて死は恐怖から救いに変わるのではないだろうか。つまり、終わりがあるということへの安堵。自殺とは気付いて欲しいという一種の意思表示なのかもしもしれない。

仕事を引退したあと何にもすることがなくなってしまう男性は多い。仕事でのつながりは利害の上にこそ成り立つ。肩書きも何もかも無くなれば社会からは用済みである。

 

だからこそ、何を持つかよりもどうあるかが大事なのだと思う。その人自身に魅力があればきっと誰も離れていかないはずだから。