土井健郎の精神分析を読み終えた。人格形成にはやはり、幼少期の体験が大きく関係しているようだ。克服するためには幼少期に戻る必要があるが、現実的に不可能だ。そこで編み出されたのが自由連想法というわけである。

フロイトは他人を救うために自らの一生を捧げた。もしかしたら単に実験が好きなだけで、そんな大それた使命感など持っていなかったかもしれない。

しかし、理由はどうであれ結果的には大いに人の役に立っている。やりたいことを追求して同時に人助けもできるのだとしたらそれ以上の幸福は無いのではないか。

今日一日の中で頭に浮かんだこと。臆せず人前に立てるように。様々な誘惑に駆られないように。弱さを認めることが最初の一歩。意地を張らない。好き嫌いの感情で行動判断しない。そのとき最善だと思うことを何も考えずにただ行う。これまで自分の足を引っ張ってきたのは他でもない自分自身だった。外の世界で起きていることは自分の人生に一切関係ない。今自分がやるべきことだけに集中する。