不気味なほど穏やかに毎日が過ぎてゆく。これで良いのだろうかという思いは常にある。ここではないどこかへ飛び出したくなる衝動に駆られることもある。とはいえ、目の前のことから逃げ続けてきた結果が今である。

一度にできることは一つだけ。どれほどやりたいことがあっても同時にはできない。その点において皆平等。例外はない。

親とは長く一緒に暮らすべきではないと気付いた。近過ぎてもお互いのためにならない。余計にあらが見えてしまうだけ。一番身近な他人ぐらいに思っておいた方がいい。

どんな形であれ生きてさえいれば十分だと最近は思う。普通の生活はもう望まない。全国各地を旅しながら、パソコン講師で日銭を稼ぐ生き方もありかもしれないと思い始めている。

当たり前や常識という枠組みが苦しみを生む。どんなことでも起こり得る。そう信じる限りにおいて。