それにも関わらず、彼の元には不運や災難ばかりが訪れる。なぜ彼はこれほどまでに苦しまなければならないのだろうか。
しかし、彼が素晴らしいのはどんな時でも絶対にめげないということだ。悩みながらも確実に前へと向かっていく。その姿勢にはまさに尊敬しかない。
もちろん私にも悩みはあるが、人に打ち明けることはほとんどしない。話したところで何かが変わるわけではないと思うし、聞かされる側の気持ちを考えるととても打ち明ける気にはなれない。
どうせならもっと前向きで建設的な話がしたい。発した言葉によって人は方向付けされるのだから。これから先どれくらいの人と出会うだろう。その出会いから何を得て、また与えることができるだろう。
一日一日確実に終わりへと近づいている。死ぬまでの間生きているだけということを改めて思い知る。その間に何を成せるかをしっかりと見極めよう。